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海外版の基礎③「今昔のアジア版とその見分け方について」

 海外版についての基礎として前回まで「遊戯王に存在する言語の種類」「1st Edition表記」などに触れましたが、今回は「アジア版」に着目して、関連した内容などを分かりやすくまとめたいと思います。

 

 

アジア版とは?

 遊戯王における「アジア版」とはアジア圏(香港、台湾、シンガポールなど。韓国には韓国版が存在するため除く)に向けて発売されたものを差します。アジアを漢字表記にした際の頭文字を取って「亜版」などと呼ばれることも多いですね。

 アジア版において最低限押さえておきたいポイントだけ、掻い摘んで下記にまとめます。

 

  • アジア版には日本語・英語が存在する

 ここ最近では"アジア版と言えば日本語"の印象が強いですが、実はそんなことはありません。昔に発売されていたアジア版は表記が英語だったのです。

 詳しくは触れませんが、現在の日本語表記のアジア版は2014年2月15日発売の「PRIMAL ORIGIN」から登場したもので、時期的には第8期から登場したものです。それ以前のアジア版は英語表記となっているため、日本語・英語両方の言語が存在するという訳です。

 

・何故途中で日本語になってしまったのか?

 一言で言えば売り上げがあまり芳しくなかったため、コスト削減のため日本語表記になったと言われているようです。本来はアジア圏に向けて発売されているものであり、英語表記であるのが正しいはずなので、そうしたやむを得ない事情があるのでしょう。

 

  • アジア版の製造場所

 アジア版が製造されている場所は言語(製造時期)によって違います。

・英語表記のアジア版:日本(6期のもののみ韓国)

・日本語表記のアジア版:韓国

 初めは日本で製造されていましたが、現在では韓国で製造されています。

 

  • 亜シク、亜レリは高額

 日本版とアジア版(日本語表記)を比較すると、アジア版の方が全体的に相場が高いというのは良く知られていると思います。特にアジア版シークレット(亜シク)は高額で取引されているカードも多いです。それと同じように、英語版とアジア版(英語表記)の場合でもアジア版の方が相場が高いです(韓国製造のものは除く)。

 英語表記のアジア版は6期のもの以外全て日本で製造されているため、通常の英語版のものと比べると加工が美しく総じて人気が高いです。アジア版の流通量もそう多くないため、日本で製造されたアジア版レリーフはコレクター間で高額で取引されるカードとなっています。

 

アジア版の見分け方

  • 英語表記の場合

 まずは英語表記の場合の見分け方についてまとめます。

  • 型番から判別する方法

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(英語版「LCGX-EN167」アジア版「AST-AE008」)

 当然と言えば当然なのですが、英語版とアジア版では型番表記が違います。

 2枚を見比べると分かるように、型番のナンバー前のアルファベットが「EN(English)」と「AE(Asian English)」と異なるため判別することが出来ます。そのまま「EN」が英語版、「AE」がアジア版となります。

 ただこれは分かりやすい例で、初期の頃の英語版にはこの表記が無いものがあります

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(英語版「MRD-E110」アジア版「MRD-110」)

 2002年9月26日発売の「Metal Raiders」に収録されている《Milus Radiant》を例に挙げると、型番のナンバー前には「E」と「無表記」のものの2種類が存在します。

 このパックの場合は「E」が英語版、「無表記」がアジア版となります。

 

  • 裏面のロゴから判別する方法

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(上記の《Milus Radiant》の裏面画像)

 画像を見れば一目で分かりますが、英語版とアジア版では裏面のロゴが大きく異なります。型番で判別しにくいものでも裏面のロゴを見れば簡単に判別することが出来るという訳ですね。

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(意外と忘れがちな日本版のロゴ)

 日本版のロゴと見比べてみると、「遊戯王」の書体はアジア版と日本版が同じで、英語版は全く違いますね。改めて見比べてみると発見があります。

 

  • 光り方でも判別可能

 英語版とアジア版では光り方も異なるため、そこから判別することも可能です。

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(左「TLM-EN034」右「TLM-AE034」)

※比較できるカードを所有していないので実際の画像はありません。

 

  • 日本語表記の場合

 次に日本語表記の場合の見分け方についてまとめます。

  • 色味から判別する方法

・ノーマルの色味の違い

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(左:日本版、右:アジア版)

・光り物の色味の違い

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(左:日本版、右:アジア版)

 画像の通り日本版とアジア版ではカードの色味が違います。

 アジア版の方が色味が薄くなっており、発色が良かったり若干色褪せしているように感じられたりするのが特徴かと思います。

 

  • 文字から判別する方法

・効果欄の違い

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(左:日本版、右:アジア版)

 効果欄の大きな違いは文字の太さです。

 ジア版の方が文字がやや細く、薄く見えるのが大きな特徴です。画像を見比べてみると読みやすさが違いますね。

 

・名前欄の違い

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(左:日本版、右:アジア版)

 名前欄の違いは文字の太さダイヤモンドカット箔加工の細かさです。

 効果欄同様、アジア版は名前部分も文字が細いのが特徴です。また、名前部分に施されているダイヤモンドカット箔加工が日本版の方が細かく、アジア版は荒くなっています。見比べてみると名前が白く光っている部分が、日本版は細かくアジア版は荒いですね。

 以上の違いがあるため、画像で見比べてみるとアジア版の方が名前がより鮮明に見えます。

 

  • 光り方から判別する方法

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(左:日本版、右:アジア版)

 光り方では亜シクが非常に分かりやすく、アジア版の場合シークレット加工がカード全体に見えることが大きな特徴です。全体にシークレット加工が広がっている方がより綺麗に見えてくるかと思います。より詳しく個別で見てみましょう。

 

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 《夢幻崩界イヴリース》の場合、カード自体の発色の差が肌の血色の差に大きく関わっているので、日本版は無機質でどこか人形のような印象を受ける一方、アジア版は逆に生身の人間のような印象を受けます。

 細かな違いではありますが、実は意外と鑑賞した時の感じ方が変わるので、コレクターに人気があるというのも頷けるかと思います。スーパーレアやウルトラレアなどもカード毎に細かな違いがあるようなので、気に入ったカードを個別で揃えてみたり色々と楽しめるのが一つの魅力ですね。

 ついでなので英語版も紹介した上でまとめていきましょう。貴方はどのシークレットが好みでしょうか?

 

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まとめ

 今と昔のアジア版とその見分け方についてまとめました。

 アジア版は割と複雑で細かな情報などが色々あるのですが、基礎と明言している以上まとめ過ぎても良くないので割愛しました。日版・英版・亜版と細かい違いですが、そこに魅力を感じた人はコレクターに近い考え方を持っているかもしれませんね。

 亜レリやプロモ関連はまとめられる様なものを所有していないので、今後手に入るような機会があれば追記等を行い、より充実した内容に昇華させていこうと思います。本内容にミス・ご指摘などあればご連絡頂けると幸いです。

 それではまた。

 

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