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オリカ(偽造カード)と本物の見分け方 part2「ネームエラーについて」



 以前まとめた「オリカ(偽造カード)と本物の見分け方」の第2弾です。今回は「家にあるものだけで誰でも簡単に作成できてしまうオリカ」に焦点をあて、その見分け方についてまとめていきます。

 

 

前回の記事と注意事項

  • 前回の記事

 前回の記事はこちら。

 お祭りレアとパラレルシートオリカについて解説しています。

www.yugioh-collector.com

 

  •  注意事項

 今回はわざわざ買ったりせずに家にあるものだけで作れるということに焦点を当てています。誰でも作成できるため個人で楽しむ分には構いませんが、悪用は厳禁でお願いします。

 また本記事では実際にオリカを作成しています。実際に使っているカードはジャンク同然のカードに対してですが、カードに加工を施すのが嫌いという人はご注意ください。

 

今回焦点を当てるオリカと使用カード

 今回焦点を当てるオリカは、ネームエラーのオリカです。

 その中で「カードの名前部分が消えているエラー(ネームレスエラー)」と「銀文字のエラー」について実際に作れるのかどうか検証していきます。

 

 使用するカードはこの6枚です。

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 まとめ売りを買うとこういうジャンク品が紛れてたりするんですよね…。

 

ネームレスエラーの作成

 まずはネームレスエラーを検証していきます。

 ネームレスエラーを作成するには「除光液」若しくは「消しゴム」を使います。それらを名前部分に使うと消せると言う訳なんですね。ただ、名前部分は銀文字と金文字の2種類加工があるため、どちらも同様に作成できるかを検証してみます。

 

  • 字レアのネームレスエラー作成

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 まずは加工前を確認しておきます。ジャンクとはいえ名前部分の印字が消えているということはありません。

 加工手順は、”除光液をティッシュ等の布に染み込ませ軽くこする”という至ってシンプルな手順です。まず「可変機獣 ガンナードラゴン」の”可変機獣”部分を消してみます。

 すると・・・

 

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 綺麗さっぱり消えてしまいました。

 念のため他の2枚も同様に消してみると、同じように軽く擦っただけであっさりと名前部分が消えてしまいました。

 

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  • ウルトラレアのネームレスエラー作成

 

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  こちらも加工前を確認しておきます。光の加減で若干消えているように見えますが、実際はハッキリ見えてます。字レアと同様に除光液で消してみると、ウルトラレアも問題なく消すことが出来ました。

 

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  字レアとウルトラレアで消え方に違いが見られなかったので、消しゴムでも同様だと考えられるため、次にウルトラレアのみ消しゴムでネームレスエラーを作成してみます。

 

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 消しゴムで消すカードはこちら。

 「硫酸の溜まった落とし穴」の”落とし穴”あたりの部分に消しゴムをかけて消していきます。

 すると・・・

 

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 このように除光液と同じように消すことが出来ました。

 

 

ネームレスエラー作成で気づいた点

 実際に作成して初めて分かったことがいくつかありました。生産過程で生まれた本物のネームレスエラーを購入検討している人にとっては、知っているのと知らないのとでは大きな差が生まれる内容かと思います。

 

1.  除光液では綺麗かつ簡単に作成できる

 実際に除光液で作成してみると、ほんの10秒程度で擦った部分の印字を消すことができることが分かりました。名前の幅によりますが、30秒もあれば名前部分をまっさらにすることが出来るでしょう。

 逆に消しゴムの場合は一部消すだけでも大変で、かなりの時間(10~20分)と労力(強く擦れないため)を必要とします

 

2.  擦る際の摩擦でホイル部分が透ける

 字レアのカードはいくら強く擦っても問題ありませんでしたが、ウルトラレアの場合は強く擦りすぎると、ホイル部分が薄く透けだして加工してあるのが一目瞭然分かります。除光液・消しゴムどちらも強く擦ると透けることが分かりました。

 

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 このように、文字は消えていますが一緒にカード色まで抜け落ちています。消しゴムの場合は消すのに時間がかかるため、相当丁寧に消さない限りは必然的にこんな感じになると思われます。

 

3.  画数が多い、若しくは漢字のネームレスは要注意

 今回使用した「大和神」の加工後をご覧下さい。

 

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 1~3枚目を見てお気づきかと思いますが、名前跡が非常に分かりにくいです。光の反射が名前近辺に無いとき(画像1)に至っては見えません。これの怖いところは、画像自体を加工していませんし、わざと名前が見えない角度を探して撮ったとかそういうこと一切していないんです……。

 恐らくですが、画数が多かったり名前が長かったりすると、文字が細くなることや印字の彫りが若干浅くなる可能性があるため、消したときに分かりにくくなるのではないかと思います。よく見返してみると「可変機獣 ガンナードラゴン」の”可変機獣”部分も彫りが見えにくくなっています。

 つまり加工するカードを選べば、写真に写りにくい彫りのネームレスエラーも作成できることになりますので、写真では全く見えていないといっても、実際はオリカという可能性も大いに有り得るということです。

 

4.  銀文字エラーの実験

 ネームレスエラーと合わせて、よくウルトラレアが銀文字になっているエラー(その逆もあるようです)を見かけることがありますが、実際に作成できるか挑戦してみました。

 その作成方法とされている方法は”先の尖った針で削る”方法が1つあるようですが、実際にやってみると加工していることが見え見えなばかりか、まったく綺麗に加工できませんでした。

 

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 「硫」と「の」をそれぞれ削ってみましたが、裸眼では全く削る部分が見えないばかりか、彫りも安定しないです。おまけにアップで確認すればガタガタで直ぐに分かります。私の体感では、この方法で綺麗な銀文字加工を施すのはほぼ無理だと思います。

 それ以外の銀文字エラーの作成方法が載っているページは今回調べた中では存在せず、「銀文字は作れる」という情報だけが広まっている印象を受けました。

 そのため、仮に作成できるとしたらこの方法以外の方法があるということです。もしそういった情報をお持ちの方は、情報提供お待ちしています。

【追記】

 銀文字エラーについては、除光液の使い方によってネームレスエラー同様に作成できるというお話を伺いました。そのため、銀文字についても除光液で作成することが可能なようです。

 実際に私自身が作成したことがないため、今後そのあたりも検証記事をまとめるかもしれません。

 

まとめ

 今回は「ネームレスエラー」について、実際に作成して気づいたことから、オリカ(偽造カード)と本物の見分け方をまとめました。

 実際に作成してみると、ネット上で書かれているコメントの多くが、実際に自分で試すこともなく受け売りの知識で話している風の内容だったので、銀文字が結局作れるのか作れないのかは正直なところ分かりませんでした。

 

 取りあえず、これらのエラーカードをネット購入するというのは、かなりリスキーです。とはいえ店舗では中々売られないものだと思いますので、購入の際は、本記事でまとめた内容を元に十分検討してみてください。

 それではまた。